絶望モラトリアム

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打ち切り感想 保健室の死神

『保健室の死神』(ほけんしつのしにがみ)は、藍本松による日本の漫画作品。『週刊少年ジャンプ』(集英社)にて2009年42号から2011年29号まで連載された。話数カウントは「第○診」。

作者の『ジャンプ』連載2作目となる作品。前作『MUDDY』は異世界を舞台としていたが、本作は現代日本の学校を舞台としている。
当初は学園ホラー的な要素が強かったが、途中からコメディやお色気の要素が強くなってきており、単行本の帯にて「学園ホラーコメディ」と称されている。また、メタ的なギャグも使用される。
基本的に一話完結となっているが、時折シリアスな内容の長編が出てくる事もある。後者は主にストーリーや設定の根幹に関わるエピソードが多い。
2011年、第2回ブクログ大賞マンガ部門大賞を受賞。


あらすじ
常伏中学校の養護教諭として新しく赴任してきたハデス先生は、まるでホラー映画から抜け出してきたかのような怖い顔をしている。アシタバはある不可思議な事件に巻き込まれ、ハデス先生に助けられた。彼は「病魔」を消滅させる力を持っていたのだ。

引用元:Wikipedia

保健室の死神  1 (ジャンプコミックス)保健室の死神 1 (ジャンプコミックス)
(2010/02/04)
藍本 松

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「進化の可能性は見えた、後は中二病のみ」

全87話、幾度となく打ち切りの危機を迎えながらも、結果として1年半以上の連載となった。
前作「MUDDY」が全12話の短期打ち切りにあったことを考えれば、かなりの躍進と言えます。
結果としては打ち切りとなりましたが、きちんと伏線は回収し、NEXTにて完結編が掲載されることから円満終了に近い形での連載終了であったと思います。
前作からの大きな変更点は、やはりキャラクターの魅力に尽きると思います。
安田を筆頭に、鏑木、本好、花巻と魅力的なキャラクターが多く、彼らがドタバタするだけで面白い話になっていました。
といっても、連載当初はキャラの魅力を十分引き出していたとはいえませんし、長期連載による成長ですね。

最終的には打ち切りとなりましたが、原因としては主人公としての魅力の不足だと考えられます。
かつて、似たような作品としては御存じ「地獄先生ぬ~べ~」がありますが、「保健室の死神」との決定的な違いは『必殺技』なんですよね。
ぬ~べ~:鬼の手、問答無用で相手を切り裂く、他にもお経とかあげたり数珠で相手を拘束したりとギミック満載。
ハデス先生:冷血(クルエル)、蜘蛛、なんかよく分からない霧で相手を食べる、基本それだけ。
大分偏った意見かもしれませんが、単純な設定だけみてもぬ~べ~の方が魅力的に感じます。
「保健室の死神」が長編で盛り上がれなかった大きな原因として、バトル描写があまりにも下手だったことが大きいかと。
作者が女性ということもあるのか、少年漫画的なギミックが皆無であったことが少年達の心を掴むに至らなかったと思います。
あと、当初ホラーで売っていた割には画が綺麗すぎる為があまり恐怖感を感じませんでしたね。
前述のぬ~べ~の妖怪なんかは設定と画でかなりの数の小学生に恐怖を与えていたように記憶しています。


総評
全体的に悪くない作品でしたが、少年ジャンプで連載するにはあともう一味欲しかったところ。
ギャグ・エロ・コメディとバランス良く話が作れるのであとはバトルだけ。
しかし、前作からの飛躍的な成長、またまだ23歳という年齢を考えれば今後の藍本先生の作品に大いに期待が出来ます。
Twitterを見る限り、既に次回作に向けて意欲的な姿勢を見せていますし、本当に次回作が楽しみです。

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(2010/12/01)
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